バナナマン

プロフィール
設楽 統(したら おさむ) 左
性別:男性
生年月日:1973年04月23日
身長:175cm
体重:70kg
血液型:O型
出身地:埼玉県
趣味:ゲーム・映画鑑賞
日村 勇紀(ひむら ゆうき) 右
性別:男性
生年月日:1972年5月14日
身長:172cm
体重:90kg
血液型:O型
出身地:神奈川県
趣味:ゴルフ・ウォーキング
メンバー
コンビについて
バナナマン結成の秘話
設楽統と日村勇紀が出会い、コンビ「バナナマン」が誕生するまでには、意外な縁とタイミングが重なっていた。 設楽はもともと渡辺正行の運転手をしており、芸能界とは裏方として関わっていた。当時から飄々とした性格で、怒られてもどこかスカして受け流すような不思議な空気を持っていたという。渡辺が「リーダー、リムジンぶつけちゃいました」と謝った設楽に「だから気をつけろって言っただろ!」と叱ると、「はい、そうなんですよ」と軽く返す──そんなエピソードが印象的だった。しかも、後年「ぶつけたのは3日目じゃなくて初日ですよ」と笑って話すほどのマイペースぶりだったという。
一方の日村は、芸人として「陸上部」というコンビを組み、神奈川から毎回「ラ・ママ」に出演していた。芸人としての情熱を持ち、「高校卒業したらお笑いやっていきたい」と語っていた日村を、渡辺正行が自分の個人事務所に初めて所属させることに。テレビにも少しずつ出演し始め、これからという時期に「話があります」と切り出される。相方の原田の彼女が「タレントとは付き合いたくない」と言ったことが原因で、コンビは解散することになってしまった。
それでも日村は事務所に残り、渡辺正行のもとで活動を続けていた。そんな中、設楽が所属していた石井光三オフィスとの交流が生まれ、二人は自然と知り合うことになる。そしてお互いの感性やテンポに惹かれ、コンビ「バナナマン」として活動を始めた。
設楽の飄々とした性格、日村の真っ直ぐなお笑いへの情熱――この対照的な二人が出会い、バナナマンが誕生したのである。
バナナマンのコンビ名の由来
設楽統と日村勇紀は、コンビ結成当初「設楽日村」というシンプルな名前で活動していました。しかし、翌年の1994年春に現在の「バナナマン」へと改名します。
このユニークなコンビ名には、実は深い意味が込められています。まず「バナナ」という言葉は、アメリカで日本人を揶揄する際に使われたスラングに由来しています。外見は黄色い(黄色人種)けれど、一皮むけば白人のように振る舞う――そんな意味合いで日本人を「バナナ」と呼んでいたのです。設楽と日村は、その言葉の皮肉さやユーモアを逆手に取り、自分たちのスタイルに重ね合わせて「バナナ」を採用しました。
そして後半の「マン」は、伝説的なラジオDJ・コントユニット「スネークマンショー」からインスピレーションを得ています。彼らの独特な世界観や言葉遊びのセンスに憧れを抱いていた二人は、「スネークマンショー」のように自由で挑戦的な笑いを届けたいという思いを込め、「バナナ」と「マン」を組み合わせて【バナナマン】と命名しました。
つまりこの名前には、“日本的でありながら型にはまらない存在”という、二人の笑いのスタンスが象徴されているのです。